徳島対町田 前半、ヘディングでゴールを狙うMF杉本太郎=鳴門ポカリスエットスタジアム

徳島対町田 前半、ヘディングでゴールを狙うMF杉本太郎=鳴門ポカリスエットスタジアム

 サッカーJ2徳島ヴォルティスは10日、鳴門ポカリスエットスタジアムで町田ゼルビアと対戦し、後半勝ち越し点を奪われて1-2で敗れ、2連敗となった。4試合勝利がなく、通算成績は6勝4分け8敗で、勝ち点は22のまま。

 前半、立ち上がりは徳島がリズムをつかみ、2分に大本祐槻が相手守備ラインから抜け出しシュートを放ったがGKに防がれた。8分に左サイドの内田裕斗からのクロスに島屋八徳が足を伸ばしたが、わずかにミートできなかった。17分に自陣左サイドで町田にフリーキックを与えると、FW中島裕希に頭で合わされ、先制を許した。

 その後、盛り返した徳島は、杉本太郎がヘディングでゴールを襲う。35分、前線で圧力をかける島屋八徳が、バックパスを受けた相手GKに詰め、GKが蹴り出そうとしたボールを押し込み1-1の同点とし、そのまま前半を終えた。

 後半、徳島は立ち上がりに勝ち越しを許す。3分、相手陣内で杉本太郎が倒されたかに見えたがノーファールの判定。そのままボールを奪った町田にカウンターからゴール前に持ち込まれ、ネットを揺らされた。その後、町田の速い攻めから何度かシュートを放たれたが、GK梶川裕嗣らの守りでしのぐ一方、杉本太郎や島屋八徳らがゴールに迫るも決定機にはならなかった。

 28分に、5月に負傷したMF狩野健太、31分には、2017年10月以来のリーグ戦出場となったMF広瀬陸斗を投入。広瀬、大本のクロスなどで攻め立てたが相手守備陣を崩せない。終了間際のコーナーキックには、GK梶川裕嗣まで相手ゴール前に上がるなど最後まで追い付こうとしたが1点が遠く、ホームの鳴門で町田に初めて黒星を喫した。

 

◇明治安田J2第18節  鳴門ポカリスエットスタジアム  観衆3615人
徳島 1-2 町田
   1-1
   0-1

【得点者】徳島=島屋八徳(前半35分)
     町田=中島裕希(前半17分)吉濱遼平(後半3分)