県西部2市2町と高知県大豊町を自転車で駆け抜ける「ツール・ド・にし阿波」が、三好市池田町イタノの池田湖水際公園を発着点に開かれた。県内外の愛好家985人が新緑の中のツーリングを楽しんだ。
参加者は大歩危・小歩危の景観を満喫できる「西祖谷観光コース」(55キロ)や、国の重要伝統的建造物群保存地区である落合集落(同市東祖谷)を一望する「東祖谷まったりコース」(95キロ)など4コースに分かれて疾走。吉野川や祖谷渓の眺めを堪能しながら、ペダルをこいだ。
高低差が約1500メートルある全長166キロの「鬼脚コース」を約7時間20分で完走した佐野雅隆さん(27)=香川県観音寺市、会社員=は「何といっても景色がいい。東祖谷の落合峠の眺めには感動した。天気も良く、過酷さを忘れるほどだった」と汗を拭った。
大会はNPO法人ツール・ド・にし阿波プロジェクトが毎年開いており、6回目。