臨時記者会見を行う飯泉嘉門徳島県知事=12日、県庁

 徳島県は12日、10歳未満~80代の男女26人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。未就学児が利用する施設に関連するクラスター(感染者集団)が新たに認定され、県内で発生したクラスターは計55例となった。また、同日時点で重症者用病床に入院している5人全員がワクチンは未接種だったと明らかにした。

 未就学児利用施設の関連クラスターは、これまでに感染が確認された利用者とその家族計6人に加え、新たに利用者7人、家族3人、職員1人の計11人の陽性が判明した。11人のうち10人は無症状だった。10日から臨時休業している。

 施設では消毒や換気、利用者らの体調確認といった感染対策を実施していた。県は接触者が特定できているとして施設名と所在地を公表していない。

 徳島市職員1人も感染した。本庁舎以外の市有施設に勤務する30代男性で無症状。市民との接触はなかったとして所属は公表していない。

 無症状者が多かったことについて、飯泉嘉門知事はこの日の会見で「デルタ株は誰にでもうつり、症状が軽微な事例も多い。少しでも様子がおかしいと思う人が家庭に居たら、医師や保健所に相談してほしい」と述べた。

 学校関連では小学生2人の感染が分かり、2校が臨時休校となった。

 居住地の内訳は▽小松島市13人▽徳島市9人▽阿南市、勝浦町、北島町、藍住町各1人となっている。

 直近1週間(5~11日検査分)の新規感染者数は221人。療養者数は293人で8月21日以来22日ぶりに300人を下回った。病床使用率は47%となり、政府分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)相当の50%を2日ぶりに下回った。また、重症者用病床を利用している5人の年代別内訳は20代、40代、50代、60代、60代以上が各1人となっている。

 県内の感染者数は累計3101人となった。