ヨーロッパ青少年消防五輪に参加する「うずしお少年少女消防クラブ」の5人=鳴門中学校

 鳴門市鳴門西地区の児童生徒でつくる「うずしお少年少女消防クラブ」が、7月にポーランドで開かれる「ヨーロッパ青少年消防オリンピック」(国際消防救助協会主催)の日本代表チームに選ばれた。同クラブの鳴門中学校2年生5人が日本代表メンバーとして出場し、他国の代表と消火活動の技術などを競う。生徒は「全力を尽くしたい」と張り切っている。

 大会は、7月20~25日にポーランド南部のオポーレ市であり、ヨーロッパを中心に二十数カ国から数百人が参加する見込み。ホースの連結や放水といった消火活動を取り入れた障害物競走と、ホースをバトン代わりに運ぶ400メートルリレーの2種目で競う。

 日本代表は、うずしお少年少女消防クラブと東京、埼玉、沖縄の3クラブで編成し、各代表5人の計20人で10人ずつの2チームをつくる。うずしおクラブ中心メンバーの青木渉真(しょうま)君、池内元太君、上藤吾蘭(あらん)君、工藤壮汰君=いずれも(13)=、橋本涼平君(14)が出場する。

 うずしおクラブは2010年4月に発足。鳴門中1、2年生と鳴門西小6年生が全員加入し、消防署の体験入隊や消火訓練、地域の防火パトロールなどに取り組んでいる。15年度のメンバーは165人。

 日本代表の選考に当たっては、日本消防協会(東京)が、全国から参加を希望するクラブを公募。日頃の活動実績などを審査して4クラブを選んだ。

 代表チームは6月に合同練習を行う。オリンピックでは、競技に加えて各国が伝統芸能を紹介するお国自慢大会もあり、日本代表は鳴門中生が中心となって全員で阿波踊りを披露する予定。

 青木君は「力を試すいい機会。世界の文化にも触れてみたい」と意欲を見せている。

 ヨーロッパ青少年消防オリンピックは12~16歳を対象に隔年で開かれ、今年で20回目。日本は09年のチェコ大会に、阿波市の土成中学校少年少女消防隊などがゲスト参加しているが、正式参加は初めて。