歌と笑いを誘う演出で観客を喜ばせるべっぴん一座=阿南市宝田町の特別養護老人ホーム「阿南荘」

 高齢者施設を訪問してボランティアで歌や踊りを披露している阿南市の女性演芸グループ「べっぴん一座」が、結成4年で通算300回公演を迎えた。笑いを交えた舞台が人気で、県外にも活動の場を広げている。

 先ごろ、阿南市宝田町の特別養護老人ホーム「阿南荘」で300回目を達成した。阿南荘の訪問は3年連続で、メンバー9人が約1時間、歌謡曲やフラダンスなどを披露。入所している美馬ゆり子さん(89)は「毎年楽しみ。大笑いして、手が痛くなるほど拍手した」と笑顔だった。

 一座は、座長の都崎(つざき)文恵さん(62)=同市柳島町中川原、飲食店経営=と、豊田修子さん(63)=同市富岡町西池田、介護職員=が中心となって、2011年5月に結成した。歌謡曲やフラダンス、日舞などを愛好する知人に声を掛け、毎回8~10人で施設を訪れている。

 口コミで評判が広がり、施設からの依頼は年々増加。現在は月に5~7回の公演を行っており、県南にとどまらず、つるぎ町、吉野川市や香川県高松市にも足を運んだ。

 人気の理由は、歌や踊りとともに繰り広げられるユニークな演出だ。歌を披露しているところに、腹巻き姿のおじさんや女子生徒に扮したメンバーが現れ、入所者に話し掛けたりして盛り上げる。飽きることなく楽しんでもらいたいとの思いで工夫を重ねてきた。

 都崎さんは「私たちが元気と生きがいをもらっている。まだまだ回数を重ねたい」と意気込んでいる。公演依頼などは事務局<電090(3788)1616>。