任期満了に伴う上板町長選は19日投開票され、現職の松田卓男氏(73)=同町神宅=が3698票を獲得し、新人で元町議の多富佐智子氏(61)=同町西分=に1480票差をつけて再選を果たした。両候補者は現町政の評価を巡り論戦を繰り広げ、1期4年の実績と安定感を押し出した松田氏が逃げ切った。投票率は60・03%で前回の66・88%を6・85ポイント下回った。

上板町長選開票結果 (選管最終)
当 3,698 松田卓男  73 無現
  2,218 多富佐智子 61 無新
▽有効 5,916 ▽無効 68 ▽不受理 1

 

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※上から届け出順

 多富佐智子氏

 

【主張】
一、人件費見直しや課の統合を通じ、行政を透明化する
一、収益を上げられていない「技の館」について、財政負担が軽くなるよう運営方針を変更する
一、町内4小学校の統合を目指し、話し合いを推進する
一、インターネットを活用した情報の公開や支部会の実施、住民視察の推進により、住民参加の行政を実現する
一、ふるさと納税を活用し、地域貢献活動をする企業やボランティア団体に助成する

【横顔】議会争点解説し発信

松田卓男氏

 

【主張】
一、子どもはぐくみ医療費助成の自己負担免除など子育て環境を充実し、若者の定住を促進する
一、4月に開業した町保健相談センターを活用し、町民の健康を増進する
一、「技の館」を拠点に地域の活性化に取り組み、町の魅力を全国にアピールする
一、自主防災組織の活性化などにより、災害に強いまちをつくる
一、町職員に「役場は町民の役に立つ場」という意識改革をさせる

【横顔】誠意示し施策を実現

 

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