台風6号は12日午前、沖縄県から鹿児島県の奄美付近を進んだ。台風接近に伴って徳島県内は明け方から風雨が強まり、交通機関の乱れや小中学校の授業打ち切りなどの影響が出ている。鳴門市大麻町では、兵庫県豊岡市から巣立った国の特別天然記念物コウノトリの巣が風で吹き飛ばされているのが見つかった。台風は12日夜には温帯低気圧に変わるとみられるが、徳島地方気象台は強風や河川の増水などへの警戒を呼び掛けている。 

 台風は午前11時時点で屋久島の南南西約180キロの位置にあり、中心気圧は990ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートル、瞬間最大風速は45メートルとなっている。今後、速度を上げながら北東に進み、夕方から夜にかけて県内に最接近する見込み。

 各地で風が強くなっており、徳島市で午前5時28分に18・7メートル、阿南市蒲生田で同10時41分に18・0メートルの最大瞬間風速を観測した。

 徳島阿波おどり空港を午前に発着する東京線上下4便が欠航し、1便に遅れが出た。神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋は正午時点で時速40キロの速度規制が行われている。

 県教委によると、鳴門市の小学校8校、中学校5校、徳島市の特別支援学校3校が午後の授業を打ち切った。

 気象台の予測では、時間雨量は多いところで北部40ミリ、南部50ミリ、13日正午までの24時間予想雨量は北部80ミリ、南部100ミリ。陸上の最大風速は14メートル、最大瞬間風速は25メートル。海上では次第に波が強くなり、北部で3メートル、南部で4メートルに達する見込み。