県が試作したハート型のスダチ

 徳島県徳島農業支援センターは、新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込んでいるスダチの付加価値を高めるため、型枠でハート形に成形する取り組みを進めている。結婚式場などでの需要を見込んでおり、来年度にも販売を始める。

 JA名西郡からハート形のスダチが作れないかとの相談を受け、昨夏から神山町鬼籠野のスダチ農家佐々木宗徳さん(45)の協力で試作を始めた。昨年は型枠を手作りしたものの、形が均一にならなかったため、今年は3Dプリンターで製作し、7月下旬に果実20個にかぶせた。このほど収穫したところ、断面が昨年よりもきれいなハート形に仕上がった。

 今後も型枠に改良を加え、ハウススダチでも試作する。

 新居里菜主任主事は「よりきれいなハート形になるよう型を改良し、販路を開拓して高単価での販売を目指したい」。佐々木さんも「今までにない新しい売り込み方ができる。手間が掛かる分、単価が上がればうれしい」と期待している。