特殊詐欺の被害に遭った小松島市内の男性(79)が、被害に気付いた後もだまされたふりを続けて徳島県警の捜査に協力した結果、現金をだまし取ろうと男性宅を訪れた神奈川県綾瀬市の18歳の少年が12日、詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕された。
逮捕容疑は、共犯者と共謀し、男性の携帯電話に11日、老人ホームの入居契約をめぐる違約金として400万円が必要だとうその電話をかけ、12日午後3時半ごろ、男性宅を訪れてだまし取ろうとしたとしている。
男性は4月下旬、「小松島市内にできる老人ホームは市内の人でないと契約できないので名義を貸して」と男に電話で求められ、了承した。5月上旬には「契約したのに入所しないなら違約金が必要」と言われ、自宅付近の路上に現れた男に100万円を渡した。
男性は被害届を出した後もだまされたふりを続けて捜査に協力。12日、追加の違約金名目で現金をだまし取ろうと男性宅に現れた少年を、待ち構えていた捜査員が逮捕した。
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