9月17日から販売する「Wool Runner―Watanabe’s Japanese Indigo(ウールランナーワタナベズジャパニーズインディゴ)」

 米シューズブランド「Allbirds(オールバーズ)」は17日から、上板町の藍工房「Watanabe’s」とのコラボシューズ「Wool Runner―Watanabe’s Japanese Indigo(ウールランナーワタナベズジャパニーズインディゴ)」を都内で発売する。Allbirdsの代表作である「Wool Runner」を、徳島の天然藍で手染めした逸品で限定300足。

 生地には、保温性が高く高級なニュージーランド産のメリノウール(メリノ種の羊毛)を使用。約1・7平方メートルという大きさの布地を天然藍で一枚一枚手染めしてから、Allbirdsの工場に運び込み、裁断や縫製、組み立てなどの工程を経て製品となる。

コラボシューズを持つ渡邉さん

 手染めのために色に個体差があるほか、表地と裏地で染まり方が違うため、発色の違いが出るのも魅力の一つ。履き慣らしていくうちに植物染料独特の灰汁(あく)が生地の表面に浮いてきて黄色みがかるが、洗い落とすと鮮やかな青色が再び現れる。色が落ちても有料で染め直すことができる。色の変化を楽しみながら長く愛用できそうだ。

 2020年8月にAllbirdsがWatanabe’sにコラボシューズの製作を打診。Allbirdsの担当者が上板町の工房を見学し、社風や作り手の思いが互いに一致したことから、同年12月から試作品の製作に取り掛かった。

藍染を担当した渡邉さん

 Watanabe’sでは藍の栽培、染料となる蒅(すくも)作り、染色を一貫して行う。伝統技法である天然灰汁発酵建てで染めるため、深みのある色合いが出せるという。「今までウールや大きな布を扱うことがなかったので、染液の濃さを維持するのが大変だった」というWatanabe’sの渡邉健太さん(35)。「メリノウールと藍が出合って色鮮やかなシューズができた。たくさん履いて靴を育ててほしい」とPRした。

 Allbirdsの原宿店と丸の内店で販売し、価格は税込み2万円。サイズは22~30センチ。