2カ月半、休載していた「一枚の写真ものがたり」が本日「復活」を果たしました。古い写真には時代ごとの空気が詰まっています。懐かしい思い出とともに歴史をひもとく人気コーナーの中から、5枚にまつわるものがたりをお届けします。

■幸町立体交差冠水 1963(昭和38)年 自転車道を乗用車が通行

冠水した幸町立体交差。自転車道を迂回する自動車が走っている=1964(昭和39)年、本社所蔵写真

日本は梅雨時期の豪雨や台風による水害が多い国である。毎年のようにどこかで洪水や土砂崩れが起こり、甚大な被害が出る。近年は地球温暖化による気候変動の影響からか、想定外の水害も多発している。

 

■現在と違う光景 徳島市中洲1付近 1961(昭和36)年

今から60年前の徳島市中洲町1付近。このころには寺島川の一部が残り、その横を国道11号が通っていた=1961(昭和36)年、津田明彦さん提供

この写真は1961(昭和36)年に旧県庁から徳島市中洲1付近を撮影したパノラマ写真の一部。一瞬、どこだろうと思わせるほど現在と光景が違う。

 

■姿を消した建物も 徳島市中心部 1972(昭和47)年

徳島市中心部を捉えた航空写真。ビルの数や道路の様子がずいぶん違う=1972(昭和47)年、本社所蔵写真

この写真は1972(昭和47)年に徳島市中心部を航空撮影したもの。ビルがまだ少なく、広い道路が部分的に造られている。現在ではもう姿を消した建物も数多く見える。

 

■荷物輸送に活躍「オート三輪車」 1959(昭和34)年

荷物輸送に活躍していたオート三輪。大型の四輪トラックの普及で姿を消した=1959(昭和34)年、本社所蔵写真

この写真は1959(昭和34)年に徳島市内で撮影された一枚。裏書きがないため詳細な場所が分からないものの、オート三輪車が商用の中心となっていた時代を物語る貴重な一枚だ。

 

■やじ馬 1965(昭和40)年 事故や火災の現場に集まる人々

火災現場に集まった野次馬。足場にしているのは積み込み作業中の貨物列車だ=1965(昭和40)年(本社所蔵写真)

写真は1965(昭和40)年に徳島市の徳島駅東側で起きたビル火災現場で撮影された。集まった人々が足場代わりにしている貨物列車や、その後ろに写っているクレーンに目がいく。