中学男子で優勝した藍住東の武田=徳島カントリー倶楽部月の宮コース

 ゴルフの第7回徳島新聞ジュニア選手権(徳島新聞社主催、県ゴルフ協会、四国放送後援)は18日、徳島カントリー倶楽部月の宮コース(パー72)で行われ、県内の小中学生30人が熱戦を繰り広げた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、開催は2年ぶり。

 中学男子は武田紘汰(藍住東2年)が69と全選手中で唯一アンダーパーをマークして優勝した。同女子は優勝候補筆頭だった森なずな(徳島3年)が2オーバー、74で貫禄のV。接戦となった小学男子4~6年は中川湧聖(和田島6年)が制し、同女子は萩原光(藍住北4年)が優勝した。小学男女3年以下は田岡凌叶(半田3年)が78の好スコアで制した。新設の小学男女4~6年オープン、同ハーフの出場者も練習の成果を披露した。小学男女ハーフを除く各部門とも18ホールストロークプレーで競った。今回は全国大会の日程との関係で、高校生の参加者募集はなかった。

 

69で16打差の完勝 武田

 参加30人中、ただ一人アンダーパーの69で回り、中学男子を制した武田(藍住東2年)。2位に16打差の完勝にも「出だしは風の影響があったが、ほぼ描いていた通りのコースマネジメントができた」と浮かれることなく淡々と話した。

 インスタートの4ホール目の13番ミドルでボギーが先行したが「次で取り返せばいい」と慌てることはなく、14番ロングへ。その言葉通り、第3打を30センチに付け、難なく沈めた。16、17番の連続バーディーでギアを上げると、アウトは8番パー3で見せ場をつくった。ティーショットはきれいな放物線を描いてピンそば70センチ強にオン。上りのフックラインを読み切り、五つ目のバーディーで60台を引き寄せた。

 武田はゴルフだけでなく、陸上で県トップクラスの選手として知られる。7月にあった全日本中学校通信徳島大会の男子1500メートル2年の部で3位入賞を果たしている。「ゴルフと陸上のどちらが楽しいか」との問いには「うーん、両方です」と答え、当面は〝二刀流〟を続けるつもりだという。万能アスリートは「ゴルフではまず四国の舞台で優勝争いができるように力を付けたい」と向上心は旺盛だ。

 

一打一打大切に 森

 「優勝候補のプレッシャーはあったけど、一打一打大切に打つ自分のスタイルに徹した」。アウト、インとも30台をマークし、中学女子で頂点に立った森(徳島3年)は満面の笑みで喜びを表した。

 「最初は守りのゴルフになってしまった」という前半は複雑な風に手を焼き、2ホール目でボーギーをたたいた。それでも気持ちを切り替え、パーを積み上げた。後半4番パー4では、絶妙のアプローチでチップインバーディーを奪い、大崩れしなかった。

 出場権を得ていた三重国体の中止には「残念だけど仕方がない」。影響が続くコロナ禍にも「できることをしっかりやって、全国舞台で活躍できる選手になりたい」と前向きに話した。

 

 半田小3年・田岡凌叶(小学男女3年以下で優勝)「ドライバーが狙った所に飛んでくれたし、パットも決まった。優勝したい気持ちが強かったので良かった」

 藍住北小4年・萩原光(小学女子4~6年を制し)「ドライバーの調子が良かったので、フェアウエーをしっかりキープできた。1位になれたのでうれしい」

 和田島小6年・中川湧聖(接戦の小学男子4~6年を勝ち抜き)「ライバルに負けたくない気持ちは強かった。普段よりパットが決まってくれた。もっとショットの精度を上げたい」