『ボイスII 110緊急指令室』に出演中の中川大輔 (C)ORICON NewS inc.

 25日に最終回を迎える日本テレビ系連続ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』(毎週土曜 後10:00)。結末に向けて展開が加速するなか、最凶の犯人“白塗り男”こと久遠京介(安藤政信)に警察内部の情報を流していた“内通者”の正体が、神奈川県警捜査一課の片桐優斗だったことも発覚した。この片桐をサスペンスフルに演じるモデル・俳優の中川大輔(23)は、今作で連ドラ4クール連続出演中。ORICON NEWSでは注目株・中川に動画インタビューを実施。「僕、オタク気質なんです」と自己紹介する、劇中の“内通者”とはギャップ満載の素顔に迫った。

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■役作りでは『ダークナイト』のキャラクターを参考に「調べて、見つけていくのが好き」

 本作は、通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」を掲げる緊急指令室“ECU”の活躍を描いたタイムリミットサスペンス。片桐は主人公の敏腕刑事・樋口彰吾(唐沢寿明)を残酷な手口で翻弄してきた久遠に、警察官でありながら心酔、協力しているというキャラクター。演じる本人も、台本をもらうまで、自分を“内通者”だったということが知らなかったそうで「驚きましたが、ボクとしてはオイシイなと(笑)。うれしかったです」と劇中では見せない屈託のない笑顔が光る。

 「撮影の休憩中にデータで台本が送られてきたときに、それを読んだみなさんから『(内通者は)お前だったか!』と言われました(笑)。それまでは、想像で補う部分というか、実は悪いやつなのでは、という演技をしていましたが、もしかしたらいいやつだった可能性もあったので賭けでした。悪いやつの演技に振っていたので、最終的には当たっていましたが、だいぶ賭けだったと思います。

 片桐は久遠とつながっているのかな、と想像していたので、実際の台本で内通者だとわかったときは『このままで、いける』と思いました。すごくオイシイというか、責任感もありました。そこでインパクトを残さなければいけないし、ガラッと片桐が変わるところを見せないといけないので、クランクインをもう1回する気持ちでした」と気を引き締めながら臨んだ。

 そんな裏表のあるキャラクターを作るため、「僕は映画だとジョーカーみたいな敵が好きなんです。『ダークナイト』でいうと、ジョーカーの熱狂的な信者のトーマス・シフという、ジョーカーに心酔している役を参考にしました。笑ってはいけないところで笑っちゃうみたいな演技だったり、それを演じていた俳優さんのインタビューも参考にしたくて、英語がわかる友だちに翻訳してもらいました」と徹底的に取り組んだ。

 『仮面ライダーゼロワン』で迅を演じた際も「もともとは5才児の役だったので、トム・ハンクスさんの『ビッグ』という子どもが大人になってしまう映画を参考にしたり、なにかいいアイデアがないか探したりしました。オタク気質なところがあるので、調べて、見つけていくのが好きなんです」と、過去にも好きな映画からアイデアをもらい、役作りに生かしてきた。

 今回は、実力派として数々の作品に出演してきた安藤の怪演を間近で体感。「それまで久遠は、片桐を相手にしていない感じだったのですが、最終話では、今までとは違ったお芝居をしてくれて、僕の持っていったものとがっつりハマって、役としてうれしかった瞬間がありました。安藤さんのおかげでいい経験ができました。片桐もある程度狂っていて楽しかったので、そういう役は準備もワクワクするし、攻めるような役をもっと演ってみたいです」と難役への意欲も高まった。

 「これまでは、作品のなかで自然にいれたらいいなと思っていたのですが、『ボイスII』の現場では、よりインパクトを与えようみたいな気持ちで挑んでいます。スタッフさんや監督さんの反応がすごく良かったことで、もっとみなさんを喜ばせられるお芝居ができたらいいな、と感じました。すごく大きな変化だったと思います。今後ももっと現場の人に喜んでもらえたらいいな。大きな転機になった作品です」と手応えをにじませる。

■映画、幕末、ラジオ…芝居、時代劇、冠番組、ハマったことが夢につながる

 自身を“オタク気質”とする中川だが「中高のときは、放課後はレンタルビデオ屋さんに借りに行って『これはどうやって演じているんだろう』とオタク気質で1日、2、3本映画を観ていました。『ダークナイト』のジョーカーなら、オーストラリア時代までヒース・レジャーさんの映画を全部観たり、英語でしか出ていないドキュメンタリーも観ました。そこでお芝居を自分もやってみたいな、と思うようになりました」と、役者に興味を抱くきっかけになった。

 ほかにも「幕末もすごく好き。戦国時代も人気ですけど幕末の志士たちは、自分のためじゃなく戦っているのがかっこいい」といい、「小学校低学年でハマってから、函館の五稜郭や、土方歳三さんのお墓も見に行ったり、鳥羽・伏見の戦いの勢力図をノートに書いたりしていました」と没頭してきた。だからこそ「時代劇はすごくやってみたいです。殺陣も『仮面ライダー』の撮影が終わってから個人的に習っていました。幕末の人間になりきっての殺陣をやる機会もあって楽しかった。大河ドラマも出てみたいです」と目標を掲げる。

 なかでも、これまでで一番熱中したというのがラジオ。「大学1年の時にハマって以来、ラジオだけはずっと好きです。今ではラジオなしでは普段の生活は送れない。ラジオをつけて頑張って、ランニングしようとか、掃除しようとか。大好きなのはオードリーさん、ダイアンさん、あと中川家さんです。radikoのプレミアム会員になってエリアフリーに課金して、ニッポン放送で『オールナイトニッポン』を聞いたら沖縄や青森など、いろんな地域で聴いてます。1回目で聴き落としていたところもありますし、CMや時報も違ったりする」とラジオフリークぶりを披露。「全部のやる気スイッチがラジオ。息抜きでもあり、原動力でもあります」と胸を張る。

 「ラジオ好きがこうじて、(専属モデルを務めるファッション誌)『MEN'S NON-NO』ではポッドキャストで番組をやらせてもらってますが、ラジオ好きがやっているラジオみたいになってしまって反省してるんです(笑)。内容のない話をずっとしてる、みたいなのに憧れがあるので僕もそうしてしまう。『MEN'S NON-NO』との番組なので内容のあるトークをしたほうがいいのかな、と反省しています(笑)」と悩みも明かしつつ、“好き”が仕事につながる経験も。「いつかはオールナイトニッポンもやってみたい」と願望も明かした。

 映画にハマったことで芝居の道に進み、幕末にハマったことで時代劇に憧れ、ラジオにハマったことで新しいジャンルの仕事にも挑戦。その研究熱心な内面が確実に次につながっている。俳優として躍進をつづけるなかで、どんな活躍をみせるのか、今後にも注目だ。

■中川大輔プロフィール

生年月日:1998年1月5日生まれ
身長:184センチ
血液型:B型
出身地:東京

『第31回 集英社 メンズノンノモデル オーデション』グランプリ受賞後、2016年11月から同誌専属モデルとして活動。2019年9月から『仮面ライダーゼロワン』迅・仮面ライダー迅役でブレイクした。2020年10月期『極主夫道』(読テレ/日テレ)、2021年1月期『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日テレ)、2021年4月期『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(読テレ/日テレ)など現在4クール連続の連ドラ出演。また11月1日スタートのNHK総合・よるドラ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(毎週月曜 後10:45)にもレギュラー出演する。


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