県警に届けられた拾得物。スマホなどの携帯電話が増え、中にはタブレット端末もある=徳島東署

 2014年の1年間に徳島県警に届けられた拾得物の件数が、集計を始めた1995年以降、最多の5万3677件に上ることが県警のまとめで分かった。カード類や紙類の落とし物が多く、最近はスマートフォンなどの携帯電話も目立っている。

 県警会計課によると、14年の拾得物の届け出件数は前年比19%増で、今年は4月末時点で既に前年同期比30%増の2万520件に上っている。

 14年に県警に届けられた拾得物件のうち物品数は計10万1784点。このうち5万9989点が所有者に返された。

 拾得物の種類は多い順に、メンバーズカードやポイントカードなどの会員証類(2万2339点)、割引券や駐車券などの紙類(5829点)、キャッシュカード類(5786点)と続く。ほかにスマートフォンなどの携帯電話(1915点)も増えている。

 14年の現金の拾得額は約9370万円で、1件の最高額はつるぎ町の路上で発見された約135万円だった。これを含めた約6187万円が所有者に返還された。

 会計課などによると、落とし物が増えている理由として、人が集まる大型商業施設が開業したことやポイントカードなどの普及、高齢者も携帯電話を持つようになったことなどが挙げられる。

 県警に届けられた拾得物は、県内の交番で照会したり県警のホームページで検索したりすることができる。

 会計課は「拾得物の保管期限は3カ月。落としたと気付いたらすぐ警察に連絡してほしい。持ち物に名前が書いてあると返還される確率が高くなる」としている。