美馬市営バスは6月1日、穴吹木屋平線の運行ルートについて、発着場を穴吹駅(同市穴吹町)から「道の駅うだつ」(同市脇町)まで3・6キロ延長する。穴吹、木屋平両地区の住民や、観光客の利便性向上が狙い。15日、市役所で開かれた市地域公共交通会議で決まった。

 両地区の住民が、同バス乗車後に脇町中心部へ向かうには、穴吹駅から徒歩かタクシーを利用するしかなかった。またJRを利用して県西屈指の観光地・うだつの町並みを訪れる観光客からも、公共交通機関の運行を望む声が寄せられており、路線延長を決めた。

 穴吹木屋平線は、木屋平川上と穴吹駅を約1時間20分で結び、毎日3往復運行している。1日平均利用者は11・4人(4月実績)となっている。

 会議には市や西部県民局の担当者、運送事業者ら22人が出席。15年度予算について承認した。