秋の大型連休「シルバーウイーク」をいかがお過ごしですか。新型コロナ感染への警戒を徳島県民に促す「とくしまアラート」が1段階引き下げられても、徳島市中心部の人出はいまひとつのようです。本来なら書き入れ時のシーズンだけに、商店主らからはため息が漏れています。

 さて今回の「とくしま録」では、地域の魅力を発信する「わがまち編集局」と、各地で活躍する人に焦点を当てた「ぴーぷる」から、おすすめの5本をお届けします。

■先人の息遣い 今も「阿波市市場町北部」 特集わがまち編集局

ギョーザを作り続ける松尾さん=市場町大影の松尾餃子店

 阿波市市場町を香川に向かって北上すると、町北部に上喜来、犬墓、大影の3地区が連なる。江戸時代に岩山を手掘りした農業用水、弘法大師伝説にまつわる風習、樹齢600年の大イチョウ。由緒ある名所を巡れば先人の息遣いが聞こえるようだ。名物ギョーザの香ばしい匂いを感じつつ県境に行き着く頃には、住民の温かさに浸れることだろう。山深い道沿い、出没する猿には気を付けて―。

 

■県警の篠原加奈実巡査長 飲酒運転撲滅へ啓発動画で熱演

篠原加奈実巡査長

 県警の若手職員が作成した、飲酒運転撲滅の動画に出演した交通指導課の篠原加奈実巡査長。飲酒運転で逮捕された夫をなじり、愛想を尽かして家を出る妻の役を熱演した。「軽はずみな行動によって失うものの大きさを、リアルに感じてほしい」と話す。

 

■「ごみゼロ活動」発信「上勝町生実・福原地区」 特集わがまち編集局

 

 葉っぱビジネスや棚田など独自の取り組みや豊かな景観が魅力の上勝町。町役場のある福原地区にはごみゼロ活動の新たな拠点施設があり、人を呼び込み、情報を発信する。県道から離れた生実地区にはのどかな風景が広がり、思わず山に向かって「ヤッホー」と叫びたくなるだろう。

 

■住民グループ「みよシネマパラダイス」の正木慎一代表 映画で地域活性化を

正木慎一代表

 車に乗ったまま映画を鑑賞するドライブインシアターのイベントを三好市で開いている住民グループ「みよシネマパラダイス」。代表の正木慎一さんは「町の中心部活性化につなげたい」と意気込む。

 

■漂う「昭和の残り香」 旧日本軍の陸軍駐屯地が置かれていた「徳島市蔵本地区」 特集わがまち編集局

「時間をかけることを楽しんでほしい」と話すマスターの林さん=徳島市蔵本町2

 旧日本軍の陸軍駐屯地が置かれていた徳島市蔵本地区。跡地は徳島大学病院や県蔵本公園に姿を変え、多くの人々が集う。国道192号を挟んだ蔵本駅周辺は、歴史を感じさせる建物が残る中、新たなにぎわい拠点も生まれている。落ち着いた雰囲気を醸し出す街並みを歩いた。