トンコリを演奏しながら歌うOKIさん=阿南市富岡町の市文化会館夢ホール

 樺太(サハリン)アイヌの伝統弦楽器トンコリ奏者「OKI(オキ)」さんの演奏会(阿南市文化会館、徳島新聞社主催)が20日、同市富岡町の市文化会館夢ホールであり、温かみのある音色で市民ら220人を魅了した。

 旭川アイヌの血を引くOKIさんは、懐かしい旋律が心地良い「カラス泳ぐ曲」や、サハリンを旅した直後に作った「サハリン旅情」など計10曲をアイヌ語で歌いながら演奏した。アイヌの歴史やトンコリとの出合いを語ったほか、「アイヌでカラスは未来を告げるとされ、良い意味で表現される」などと紹介。アンコール曲では観客の手拍子に合わせて力強く歌い上げた。

 演奏を聴くのは2回目という児島久美子さん(47)=石井町高川原、自営業=は「古典的にならずに常に新しい音楽を追い求める姿勢に感動し、共感できる」と話した。