藍吹雪の指導を受け、イベント本番に臨む子どもら=徳島市の阿波国慈恵院

 徳島市福島1の児童養護施設「阿波国慈恵院」の児童生徒らが阿波踊り連をつくり、17日に開かれる施設のイベントで初披露する。鳴り物や踊りの名手でつくるグループ「藍吹雪」の指導を受け、練習に励んできた児童らは「多くの人に見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 連には、3~13歳の27人と職員14人の計41人が参加。職員8人が太鼓や三味線、鉦、笛といった主要な鳴り物を担当する。
 
 施設からの依頼を快諾した藍吹雪が4月中旬から5回にわたり踊りや鳴り物を指導し、メンバーは腕を磨いてきた。鳴り物は同市の邦楽演奏家、岡田寛斎さん=2011年、69歳で死去=の遺族から12年に贈られたものを活用している。
 
 男子中学生(13)は「踊りは面白い。練習して上手になったと思うので、見てもらえるのが楽しみ」と意気込む。
 
 イベントは、地域住民との交流を深めるため、5月の児童福祉月間に合わせて毎年開いている。施設内に模擬店が並び、ビンゴゲームやじゃんけん大会などが催される。連は午前9時50分からのオープニングに出演し、会場を盛り上げる。
 
 連を担当する職員の奥田知江さん(35)=同市住吉6=は「今回のイベントで好評なら、施設の子どもらで行っている老人ホームへの慰問でも披露できれば」と、活動の広がりに期待している。