新型コロナウイルスの影響で、県境をまたいだ移動が制限される昨今。近隣への短距離観光となるマイクロツーリズムが盛んに行われています。今回の「週末どうする?」は、徳島市から約1時間圏内にある佐那河内・神山・勝浦3町村のトピックスをご紹介します。

 佐那河内村は古民家再生プロジェクトが始動したり、地元の豆腐店がスイーツ用の豆腐を開発したりと活気にあふれています。神山町では道の駅がオープン20年を迎えたほか、地元食材を使ったユニークなビールも誕生しています。連載記事では、勝浦町でかつて起こった「ツチノコ」騒動を改めて追跡しました。

 週末に少し足を延ばして、古里の良さを再発見してみてはいかがでしょうか。

■佐那河内村誕生から1000年 古民家再生プロジェクト始動

結プロジェクト代表の出口さんとプロジェクトメンバーのみなさん

 広島県出身で佐那河内村上の古民家を拠点に地域活性化に取り組む出口昇さんが2日、「お食事処 すずのね」と「府能商店」を古民家敷地内にオープンさせる。村史には「平安時代の後一条天皇が即位していた1021年~1024年に佐那河内村が誕生」とある。出口さんは「千年の歴史ある村を次の千年へとつなぐため、地域を盛り上げていきたい」と話している。

 

■村のおっさん(佐那河内村)が豆腐新商品2種類 「こいまろ」とスイーツ用

村のおっさんが販売している「黒糖豆腐」(左)と「こいまろ。PREMIUM」

 豆腐製造の村のおっさん(徳島県佐那河内村)は、従来商品より濃厚な充塡(じゅうてん)豆腐と、スイーツ用の豆腐の新商品2種類を販売している。

 

■神山の食材を融合させて新しくてユニークなビールを製造

ラベルはアーティストのさやかさんが手掛ける。

 2013年、神山町で開催された「神山アーティスト・イン・レジデンス」への参加がきっかけとなり、2016年2月にオランダから移り住んだスウィーニー・マヌスさん(アイルランド出身)とさやかさん(三重県出身)。黒ビールとパブ文化で知られるアイルランドで生まれ育ったマヌスさんは、2014年頃から当時暮らしていたアムステルダムの自宅でホームブルーイング(ビールの自家醸造)を楽しむようになり、いつしか趣味の域を超えるほどのめり込んでいた。

 

■道の駅「温泉の里神山」オープン20年 240万人以上利用 地域の交流拠点に

オープン20周年を迎えた道の駅「温泉の里神山」=神山町神領

 神山町神領の道の駅「温泉の里神山」が8月7日、オープン20周年を迎える。林業振興や地域交流の拠点として整備され、6月末までに240万人以上が買い物や食事を楽しんできた。新型コロナウイルス禍の中でも利用が大きく落ち込むことはなく、産直コーナーなどに出品する地元農家や手工芸作家の意欲向上の場として定着している。

 

■【動画】徳島ツチノコ伝説よ、永遠に! 徳島ワンダーランド~不思議スポットに行こう!

勝浦町のツチノコ騒動を紹介した当時の雑誌記事

 1970~80年代に日本中を席巻した「ツチノコ」ブームをご存じだろうか。ツチノコとは、日本に生息すると伝わる幻のヘビでUMA(未確認動物)の一種である。通常のヘビと違って胴の中央部が膨れており、わら打ちに使われるたたき道具「横槌(つち)」に形状が似ているのが特徴だ。