徳島県議会は18日、改選後の議会構成のための臨時会を開き、正副議長選で最大会派・自民県民会議の川端正義氏を第89代議長に、第2会派・明政会の重清佳之氏を第100代副議長に選んだ。また、各常任委員を選任したほか、「政務活動費のあり方検討会議」の新設と「議会改革検討会議」の前任期に引き続いての設置を決め、閉会した。
 
 正副議長選は全39議員が投票した。議長選は川端氏32票、臼木春夫氏(新風民主)4票、山田豊氏(共産)3票で川端氏を選出。副議長選は重清氏32票、黒崎章氏(新風民主)4票、達田良子氏(共産)3票で重清氏を選んだ。
 
 正副議長選に続いて常任、議会運営、特別委員会の各委員を選任。それぞれ委員会を開き、正副委員長を互選した。
 
 改選で任期切れとなった県議会選出の関西広域連合議会議員には、西沢貴朗(自民県民会議)元木章生(同)岡田理絵(明政会)の3氏を選んだ。
 
 このほか、議会選出の監査委員に藤田元治(自民県民会議)中山俊雄(明政会)の両氏を選ぶ人事案に同意した。
 
 政務活動費のあり方検討会議は、昨年発覚した不正受給の問題を受け、政務費の適正執行や使途の透明性を確保する方策について協議を進める。
 
 議会改革検討会議は具体的な取り組みに数値目標を盛り込んだ改革行動計画を策定し「開かれた議会」「効果的な議会運営」を目指す。