鉄道と道路の両方で走行できる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の展示試乗会(県主催)が10日、サッカーJ2徳島ヴォルティスの試合が行われた鳴門市の鳴門ポカリスエットスタジアムであった。
JR北海道の試作車(17席)を入場口前の広場に展示。ヴォルティスのサポーターらが足を止め、車輪とゴムタイヤの切り替え動作に見入ったり、シートの乗り心地を確かめたりしていた。試合後はシャトルバスとして鳴門駅まで運行した。
阿南市の富岡小6年青木大輝君(11)は「バスに車輪が付いていてびっくりした。道路も線路も走れるなんてすごい」と話した。
県や海陽町などが出資する第三セクター・阿佐海岸鉄道は2020年までの営業運行を目指している。これまで海部郡を中心に試乗会などを催していたが、本年度は県内全域でPRする。