山下会長(右)から白菊特攻隊の話を聞く生徒=松茂町の海上自衛隊徳島教育航空群

 松茂町の松茂中学2年生140人が19日、太平洋戦争末期に同町の徳島海軍航空基地から飛び立った白菊特攻隊員について学ぶため、近くの海上自衛隊徳島教育航空群(徳教群)の白菊記念館を訪れた。

 2年生が6月に修学旅行で平和学習の一環として沖縄県を訪れるのを前に、「徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会」が学校側に徳教群訪問を呼び掛けた。

 生徒は、語り継ぐ会の山下釈道会長ら4人と一緒に、白菊記念館に展示された特攻隊員の所持品や写真など約170点を見て回った。徳教群隊員から説明を受けながら、偵察用練習機「白菊」で飛び立った若い特攻隊員が、沖縄近海で次々に命を落とした悲劇に思いをはせた。

 大野碧夕(たまゆ)さん(13)は「悲しい歴史が身近にあったんだと実感した。忘れてはいけない」と話した。修学旅行は6月2日から3泊4日の日程で、沖縄戦ゆかりの地を巡ったり、現地の語り部から話を聞いたりする。

 山下会長は「生徒たちと年齢の近い若者が特攻で命を落としたことを知ってもらいたかった。今後も若い世代に継承する活動を続けたい」と話している。