故人の冥福を祈りながら献花する出席者=徳島大蔵本キャンパス

 徳島大医・歯学部の解剖実習に献体した人の遺族への遺骨返還と感謝状贈呈式が20日、徳島市の同大蔵本キャンパス青藍会館であった。遺族や学生ら約80人が、2012年3月から15年1月までに実習に役立てられた40人の冥福を祈った。
 
 出席者全員での黙とうに続き、河野文昭歯学部長が遺族に感謝状を贈り、遺骨を返還した。医学部3年の田中大基さん(26)と歯学部4年の吉永薫さん(21)が「実習を通して、体構造だけでなく生命の尊厳もあらためて学んだ。医歯学の発展に寄与してくれた皆さんに感謝する」などと謝辞を述べた。
 
 この後、会館東側の慰霊碑前に献花し、故人を追悼した。