加茂谷鯉まつりでデビュー曲「アイズ」を披露する楠本さん=阿南市深瀬町

加茂谷鯉まつりでデビュー曲「アイズ」を披露する楠本さん=阿南市深瀬町

 阿南市加茂町出身の楠本ヒロシさん(38)=本名・宏志、東京都国立市=が、デビューCD「アイズ」を自主制作した。4曲入りで、楠本さんが全て作詞作曲し、ギター演奏もこなしている。
 
 表題曲「アイズ」は、幼なじみの男女の恋模様をつづったラブソング。「いつも君のその感じ思い出して 愛(いと)しくなるから」などの詞を、覚えやすいポップなメロディーに乗せて歌い上げた。ほかに、結婚する友人のために作った「絶対」なども収録した。
 
 5月初旬、地元で行われた「加茂谷鯉(こい)まつり」で披露し、CDも販売した。楠本さんは「歌を通じて、古里の人たちをはじめ、多くの人を元気づけたい」と話している。
 
 楠本さんは高校時代からバンド活動を続け、四国大卒業後は徳島、高知両県で小学校講師などを務めていたが、歌手になる夢を捨てきれず、32歳で上京した。
 
 CDは1080円(税込み)で千枚作った。県内の平惣レコード8店で取り扱っている。