競艇選手としてデビューを果たした西岡さん(手前)=20日、岡山県倉敷市の児島ボートレース場(日本モーターボート競走会提供)

 プロ競艇選手の西岡育未さん(20)=東みよし町加茂=が、岡山県倉敷市の児島ボートレース場でデビューした。初出場の19日から22日までに計5レースに出場。初勝利はまだだが「徳島のレーサーとして全国のファンに覚えてもらえるよう、強い選手になりたい」と大きな夢を描く。日本モーターボート競走会によると、県出身の現役女性選手は8人目。
 
 西岡さんは小学3年生の頃から、父親に連れられ鳴門市や丸亀市の競艇場で観戦するようになった。水面を駆けるスピードや迫力あるエンジン音に感動したのが選手を目指すきっかけになった。

 池田高校3年時にレーサー養成学校を受験し始め、4度目の挑戦となった2013年12月、競争率約40倍の難関を突破。14年4月から1年間、訓練を重ねた。
 
 当初は「事故と隣り合わせの危険な職業だ」と心配していた家族も西岡さんの熱意に押され、応援するようになった。父親の泰司さん(47)=会社員=は「やるからにはトップクラスを目指して」とエールを送る。
 
 19日のデビュー戦は、スタートの出遅れが響き、6艇中5着だった。20~22日は計4レースに出走したが、5着が最高だった。しかし、男子選手と抜きつ抜かれつのレースを展開する場面もあった。
 
 「スピードを落とさない旋回を身に付けて、競り負けない選手になりたい」と話す西岡さん。持ち味だという「差し」のテクニックを磨くつもりだ。