徳島市で発生した停電についての記者会見で謝罪する平島総務部長(左)ら=同市の四国電力徳島支店

 22日午後5時10分から1分間、徳島市の1万8568戸が停電した。四国電力徳島支店は、助任変電所(同市北常三島町2)での点検作業中の人為的ミスが原因と発表した。この停電で、一時的に病院のエレベーターや信号機が停止するなどの影響が出た。
 
 徳島支店によると、停電したのは同市の北沖洲、住吉、中徳島町、中常三島町、吉野本町、応神町、川内町などで、市内全戸の約1割に当たる。
 
 助任変電所では、今切変電所(同市川内町加賀須野)からの送電を一部止めて午前8時半ごろから開閉器や変圧器の点検、修繕作業をしていた。機器が正常に作動するかどうかの最終確認で電力を流した際、作業員が感電するのを防ぐ「接地」と呼ばれる装置を取り外すのを忘れてショートさせた。その結果、今切変電所からの送電が全て止まり、停電した。
 
 停電に伴い、徳島市民病院ではエレベーター8基が停止。うち2階付近で停止した1基に病院の男性職員が5分間閉じ込められた。そごう徳島店でもエスカレーターや空調が一時止まった。
 
 徳島県警によると、停電の影響で少なくとも交差点50カ所で信号機が作動しなくなった。午後5時25分までに全て復旧し、停電の影響による事故などの報告は入っていない。
 
 同市寺島本町東2の同支店で会見した平島勇次総務部長は「ご迷惑をかけて申し訳ない。今後はこのようなことがないよう再発防止に努めたい」と謝罪した。