電動アシスト付き自転車でサイクリングを楽しむ「ぐるとくサイクル」ツアーの参加者=徳島中央公園の鷲の門前

 徳島市などが2011年9月に始めた電動アシスト付き自転車を貸し出すサービス「ぐるとくサイクル」が観光客や県民に定着している。14年度は開始当初の約1・4倍となる1日11・6人が利用し、市内観光や日常の買い物などに幅広く活用された。市観光課は「貸出場所をもっと増やし、さらなる利用者増につなげたい」としている。

 ぐるとくサイクルは市や交通事業者でつくる「電動バイク等観光レンタル事業推進協議会」が観光振興を目的に始めた。電動アシスト付き自転車は1時間100円、1日500円で貸し出している。

 利用者数は、11年度は7カ月で1642人(1日8・5人)にとどまったが、12年度にホームページを立ち上げて周知し、貸出場所を1カ所から6カ所に拡大すると3681人(同10・1人)に増加。以降、13年度は4084人(同11・2人)、14年度は4225人と着実に利用者を伸ばしている。

 協議会によると、利用者の6~8割が観光客。阿波踊りやとくしまマラソン、アニメの祭典「マチ★アソビ」といったイベント時に市内散策を楽しむほか、徳島中央公園や眉山など、協議会が設定したコースを巡る人もいる。

 徳島駅まで公共交通機関を利用し、自転車で仕事や買い物に出掛ける県民も少なくない。月に数回利用するという徳島市明神町6、会社員竹友公治さん(47)は「気軽に使えて助かる」と話す。

 月2、3回は市内や近隣市町村の観光地を巡るツアーも行っており、10人の定員がほぼ埋まる人気ぶりだ。市観光課は「最近は外国人の利用者も増えている。市内観光地のPRにもつながるので、今後も利用を呼び掛けていきたい」としている。