巣の上の2羽のコウノトリに近づく4歳の雌(上)=鳴門市大麻町

 2羽のコウノトリが巣作りをしている鳴門市大麻町に26日、これまで県内で確認されていなかった新たな1羽が飛来した。
 
 コウノトリの郷(さと)公園(兵庫県豊岡市)が付けた個体識別用の足輪から、新たな1羽は2011年7月20日に同公園内の仮設人工巣塔を巣立った4歳の雌とみられる。今年4月以降は三重、福井、新潟の各県で目撃され、5月20日に長野県上田市にいたことが分かっている。
 
 朝から観察していた日本野鳥の会県支部の会員によると、この雌は午前9時40分ごろ、2羽が止まっている巣に近づき、午後1時ごろまで巣の近くを飛び回った。
 
 2羽はくちばしを鳴らして警戒音を出したり、近くまで飛んでいったりして威嚇。交尾行動も複数回確認された。野鳥の会県支部会員は「新たな1羽の出現で、2羽はいつもより高揚しているようだった」と話した。