美波町は、日和佐地区の豊かな自然や独自の文化を伝えるPR映像「美波と生きる」を作った。アカウミガメ上陸地の大浜海岸や、四国霊場23番札所・薬王寺など6カ所でロケを実施。住民らが出演する物語仕立ての約15分の作品にまとめた。28日、同町奥河内の町コミュニティホールで上映会を開き、町民らにお披露目する。
「美波と生きる」は、都会から母親の古里・美波町に移住した男子小学生が主役。住民との交流を重ねたり、町の豊かな自然に触れたりする中で、漁師を目指すようになるまでを描く。
個性派俳優の苅谷俊介さん(68)と地元小中学生ら14人が熱演。日和佐八幡神社の秋祭りに繰り出す太鼓屋台「ちょうさ」や、古い漁村のたたずまいが残る恵比須浜周辺の様子などを、美しい映像で切り取った。
撮影には、町出身の映像監督赤川修也さん(68)=東京都=と、地域活性化支援会社あわえ(同町日和佐浦)の社員ら6人が当たった。昨年10月から撮影を始め、赤川さんが町内で撮りためた動画と合わせて編集し、今年4月に完成させた。主に、県外での移住促進イベントなどでの上映を計画している。
28日の上映会では、トークセッションも実施。影治信良町長、あわえの吉田基晴社長、出演者でもある町地域おこし協力隊の園木裕介さん、赤川さんの4人が登壇し、制作の経緯や撮影秘話を語る。
赤川さんは「町の豊かな自然とたくましく生きる人の姿を、映像から感じ取ってもらいたい」と話している。
上映会は午後7時半から。無料。
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