徳島県は13日午後6時、新型コロナウイルス感染拡大への警戒を県民に促す「とくしまアラート」を94日ぶりに解除した。警戒レベルは5段階のうち下から3番目の「感染拡大注意漸増」としていたが、直近1週間(6~12日検査分)の新規感染者数が6人になるなど、全ての指標が基準以下となったため。

 新型コロナ対策本部会議を県庁で開き、専門家の意見を踏まえて決めた。感染拡大の「第6波」に備え、県民や事業者に引き続き対策を徹底するよう要請。やむを得ない事情で帰省する人を対象にした事前のPCR検査や飲食店を対象にしたモニタリングPCR検査を継続するとした。

 感染対策と日常生活の両立を目指し、ワクチン2回接種か検査陰性を示す証明書があれば行動制限緩和の対象とする政府の「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験に、県として参加する方針も報告された。飯泉嘉門知事は会議後の会見で、11月に予定している「秋の阿波踊り」や「健康を考える県民のつどい」などを想定しているとし、「早急に候補案をとりまとめたい」と話した。

 アラート解除に伴い、部活動は県外の学校との練習試合や県内外を問わず禁止になっていた合宿が、十分な感染対策を行った上で実施可能となった。

 県は7月11日に最も警戒レベルが低い「感染観察注意」を発動した。感染の広がりに伴って16日に「感染観察強化」、21日に「感染拡大注意漸増」、8月17日に「感染拡大注意急増」と1段階ずつ引き上げた。19日には初めて最も高い「特定警戒」としていた。

(坂田佑耶、石川浩行)