イベント出店中の様子=徳島市新町橋

 徳島市でコーヒー豆の焙煎(ばいせん)・販売を行う福岡弘記さん(46)が9月末、県内の焙煎士が連携して間借り販売やイベント出店に取り組む団体「Coffee arudenaide(コーヒーあるでないで)」を立ち上げた。それぞれの焙煎士がお薦めするさまざまなコーヒーを来店者に楽しんでもらう。

定期的に集まって会議を行う=徳島市万代町の美馬珈琲

 チーム名の「あるでないで」は、阿波弁で「ありますよ」という意味。コーヒーと共に、いろいろなものを徳島から発信していきたいとの思いで名付けた。団体に参加しているのは、cyclecoffee(サイクルコーヒー)を経営する福岡さんのほか▽美馬珈琲▽narunarucafe(ナルナルカフェ)▽WEEKEND ROASTER(ウイークエンドロースター、以上徳島市)▽岬の珈琲豆屋さん(阿南市)―の4店舗を運営する各焙煎士。

 福岡さんは3月から本格的に焙煎に取り組み、1人でイベントなどに出店して豆やコーヒーを販売してきた。しかし、コーヒーをいれたり、豆を販売したりする作業に追われたほか、出店料などのコストも小さくなかった。このため、業務効率化と品ぞろえの充実を目的に複数の焙煎士で出店に取り組むことにし、会員制交流サイト(SNS)などで参加を呼び掛けた結果、4店舗の焙煎士が集まった。

 9月26日には徳島市新町橋1の不動産会社「リアルエステート住」前に団体として初めて店を出し、来店客でにぎわった。今後も同社と徳島市籠屋町2の日本料理店「味匠 濱喜久」の2店鋪で月1回ずつ出店し、コーヒーや豆のほか、パンや焼き菓子なども提供する。

「Coffee arudenaide」立ち上げ人の福岡弘記さん

 福岡さんは「それぞれ焙煎機や焙煎方法が違うので味に違いが出るが、それこそが『あるでないで』の魅力。これからは県外のイベントにも出店し、徳島の良さを広めていきたい」と語った。