酒に酔った状態の視界を再現するゴーグルを着け、バスケットのシュートに挑戦する生徒=つるぎ高校

酒に酔った状態の視界を再現するゴーグルを着け、バスケットのシュートに挑戦する生徒=つるぎ高校

 つるぎ町貞光のつるぎ高校で、脇町自動車学校(美馬市)による交通安全教室があり、全校生徒551人が、安全な自転車の乗り方などを学んだ。

 自動車学校教官が、自転車は原則として車道を走行し、歩道を走る場合は歩行者を優先するといった「自転車利用安全五則」を紹介。ヘッドホンやスマートフォンの利用時には、注意力が低下することを体感する実験もあった。

 このほか生徒は、酒に酔った時の視界を疑似体験できるゴーグルを装着し、バスケットボールのシュートに挑戦。目の前がぼやけて見えたり、平衡感覚が失われたりする状態を体験し、飲酒運転の危険性を学んだ。

 ゴーグルを装着した3年の中山充啓(みつひろ)君(17)は「普段の視界と全く違っていて驚いた。飲酒運転の怖さが分かった」と話していた。