まもなく運行を終える札幌市電のM101=13日、札幌市

 60年前にデビューし、深緑とベージュのレトロな外観が市民や鉄道ファンに長く親しまれてきた札幌市の路面電車の車両「M101」が老朽化のため、31日に引退を迎える。

 市交通事業振興公社によると、M101は高度経済成長期の1961年に登場。通勤ラッシュを緩和するため、別の車両を引いた2両編成で走り、その姿から「親子電車」の愛称も付いた。

 近年は単独で走行していたが、車体の傷みが激しくなっていた。引退後は市内の交通資料館で保存・展示される。

 同公社の運転士今野義明さん(53)は「馬力があり、操作しやすい車両。本当にお疲れさまと言ってあげたい」とねぎらう。