任期満了に伴う那賀町議選(定数14)が19日告示され、無投票で14人の当選が決まった。町村合併後の町議選は5回目で、無投票は2013年以来8年ぶり2回目。

 新議員の内訳は現職10人、新人3人、元職1人。地区別では鷲敷4人、相生1人、上那賀7人、木沢1人、木頭1人。党派別では共産1人、立憲1人で、他は無所属。

 立候補受け付けは午前8時半に町地域交流センターで始まり、午後2時ごろまでに14陣営が届け出た。各候補者は届け出の後、選挙事務所や自宅で出陣式を行い「応援よろしくお願いします」などとあいさつ。選挙カーに乗り込んで支持を訴えた。

 受け付け締め切りの午後5時までに新たな届け出はなく、無投票当選が確定。候補者は集まった支持者と喜びを分かち合った。新人の1人は「町民の声を幅広く聞き、行政のチェックをしっかりしていきたい」と意欲を見せた。一方、ある現職は「4年間の評価を聞きたかったので残念」と複雑な表情を見せた。

 新型コロナウイルスの感染拡大や無投票ムードの影響で、あいさつ回りなどの前哨戦は低調だった。出陣式の応援に駆け付けた人もまばらで、選挙カーやウグイス嬢などを準備していない候補者もおり、終始盛り上がりに欠けた。ある有権者は「選挙戦になって、各候補者の考えを聞きたかった」と話した。