48回衆院選が19日公示され、徳島県内の2小選挙区では前職2人、元職1人、新人4人が立候補した。
 徳島2区で立候補した立民新人の中野真由美氏(50)の第一声を、人工知能(AI)で登場回数や特異性を分析する「AIテキストマイニング」で読み解いた。

 
 

なかの・まゆみ 高松商業高商業科卒。YKK香川社員や福祉施設職員を経て18年の北島町議補選で初当選し、2期。県子ども会連合会副会長。立憲民主党県連代表代行。北島町北村。

■【訴え】経済より命を最優先に

 出馬を決意してから多くの方々に、安倍政権、菅政権に対する不満、不信感に対し、野党がしっかりしなければとの激励のお言葉をいただきました。「モリカケ」問題に始まり、桜を見る会、学術会議任命責任、政治とカネなど、次から次へと不信感が募るばかり。問題解明も、責任を取ることもせず、数の力で押し切る現政権を変えなければなりません。
 コロナ対応も失敗と言わざるを得ません。経済優先の「Go To トラベル」や、PCR検査拡充の遅れで緊急事態宣言を繰り返し、私たちの生活を大きく変えてしまいました。経済より命を最優先する政治が求められる。それを担えるのは立憲民主党です。
 日本のジェンダーギャップ指数は、調査対象である156カ国中120位。女性の政治参加割合が低く、衆院議員も約1割です。徳島では合区の参議院議員も含め6人全員が男性です。女性の視点からの政策提言が必要で、全体の半数とは言いませんが、せめて3割ぐらいには引き上げる必要があります。こども庁創設の流れの中で女性の役割が重要であるにもかかわらず、岸田内閣の女性大臣は3人と本気度は感じられません。
 10年後、20年後を見据え、全ての人が安心して暮らせる社会を創るため、立憲民主党が掲げる「古い改革」から「支えあう社会、機能する政治・行政」へと日本社会の転換が今必要です。「うれしいを創る」「おかしいを正す」まっとうな政治、あなたのための政治を取り戻すために、全力で取り組みます。

■【戦う顔】女性議員 増やしたい

 政治の世界に飛び込んだのは3年半前。障害者就労支援施設で勤務する中で、人権について考えるようになったのがきっかけだ。2018年の北島町議補選で初当選。同町議会で初の女性議員となった。
 活動を通し、女性が議会で発言する大切さを知った。女性議員が1割程度にとどまる国政の現状を憂い、「3割は必要だ。比率を高めないと、女性がいくら意見を出しても消されてしまう」と訴える。
 高松市出身。結婚を機に移り住んだ徳島で働きながら、2男1女を育てた。国政選挙への初挑戦にも理解を示し「頑張って」と後押ししてくれる子どもたちからのエールを力に変える。
 趣味はスポーツ。特に小中高校時代を通して打ち込んだバスケットボールへの思いは強く、今も社会人チームでプレーする。「いつも笑顔で」。昨年亡くなった、尊敬する父親がよく口にしていた教えを守り、選挙戦も笑顔を絶やさず戦い抜く。

■【候補者に聞く 新型コロナ対策】医療従事者 待遇改善

 感染者がリバウンドしないレベルに十分下がるまで徹底した検査と水際対策で感染拡大を防ぎ、先手を打って集中的に医療体制を強化し、生活・事業支援を強力に実施します。医療・介護事業者に包括的な支援金を支給し、医療・介護従事者には慰労金を支給するなど、待遇改善を進めます。公立・公的病院の統廃合や病床削減を進める医療構想を見直します。
 職員の増員などにより、保健所機能を強化します。

■【候補者に聞く 経済対策・雇用確保】賃上げで消費を拡大

 アベノミクスは完全に失敗です。都市部の大企業と一部の富裕層だけが円安、株式でもうかったと言われていますが、地方は豊かさが感じられず、労働者の可処分所得は低下しています。
 さらなる賃上げで消費拡大を図り、好循環へと誘導します。働く場所を確保することは、人が生活していく上で大変重要です。あらゆる手段で雇用を創出します。

■【候補者に聞く 環境・エネルギー】森林を良好な状態に

 人類は、良好な自然環境(生態系)の中で生活するべきです。近年、プラスチックごみ問題や二酸化炭素(CO2)排出増により温暖化が進み、自然災害も規模が拡大しています。カーボンニュートラルを目指し、吸収源である森林を良好な状態にし、原子力エネルギーに依存しない社会の実現と同時にグリーンな経済成長による「自然エネルギー立国」を目指すとともに、第1次産業の多面的機能を生かして地域を支えます。

■【候補者に聞く ジェンダー平等】平等法の制定目指す

 性差別を含むあらゆる差別が解消され、すべての人が自分らしく暮らせる「当たり前の社会」に向けて、人権政策を抜本強化します。
 日本のジェンダーギャップ指数は156カ国中120位で、とりわけ政治分野が低く、147位です。衆院議員の女性比率も約1割にとどまります。ジェンダー平等を実現すること、LGBT平等法の制定を目指します。選択的夫婦別姓を早期に実現します。

■【候補者に聞く 税財政】高所得者の負担強化

 税負担の公平性という見地に立てば、超大企業の法人税負担をもう少しお願いすべきであり、年収1億円を超える人々への配当所得などにも税負担を強化する仕組みを作るべきだと考えます。
 若者、子ども、子育て世帯、ドメスティックバイオレンス(DV)被害者を支援する税制、グリーン税制などの検討も必要となってくると考えます。

■【候補者に聞く 憲法改正】9条踏み込みは反対

 憲法調査会の中で、憲法論議の基本姿勢、安全保障法制、臨時会召集要求などを主な内容とする「憲法論議の指針」を取りまとめていて、改正議論の机上には参加することになります。環境権や地方自治の本旨については議論を重ねたいと思いますが、憲法9条にまで踏み込むのは反対です。

■【候補者に聞く 安全保障】尖閣防衛へ法整備も

 健全な日米同盟を基軸としながら、オーストラリアやインドなどアジア太平洋地域、とりわけ近隣諸国との多国間協力を推進するとともに、各国との連携を強化した現実的な外交・安全保障政策を進めます。
 わが国周辺の安全保障環境を直視し、専守防衛に徹しつつ、領土・領海・領空を守ります。尖閣諸島防衛を視野に、領域警備と海上保安庁の体制を強化する法整備を進めます。

■【候補者に聞く 地方活性化】1次産業担い手確保

 今、地方は人口が減少し続けています。地方創生には、若者に仕事が必要です。サテライトオフィスの誘致や第1次産業を活性化することが重要です。
 農業、林業、水産業、畜産業などに担い手を確保し、その地域で生活していけるだけの収入を確保し、定着していただくことが大切です。それを踏まえ、農林水産業の機械の開発とコストダウンに取り組みます。観光振興、移住政策も重要だと考えます。

これからの徳島を考える―徳島新聞選挙サイト「衆院選特集」