徳島市北矢三町3の外国語指導助手(ALT)ジェニファー・ロングショアさん(27)=米国出身=が、東京で開かれた「全日本きもの装いコンテスト世界大会」(全日本きものコンサルタント協会主催)の外国人部門で優勝した。初めての挑戦で、肩のけがを押して出場しただけに「想像以上の結果」と喜んでいる。
ロングショアさんが着付けを習い始めたのは2014年8月。徳島市内の催しで知り合った太田裕子さん=同市山城町東浜傍示、着付け教室経営=に教わるようになった。難解な着付けの手順はダンスの振り付けになぞらえるなどして練習を重ねた。同年11月に同市であった中四国ブロック予選を勝ち抜き、出場権を獲得した。
今年4月にあった世界大会には国内5ブロックの代表14人が出場。鏡を使わずに着付けを行い、その早さと美しさを競った。
ロングショアさんは大会前に劇場の階段から落ちて肩を打撲していたが、手先の感覚を頼りに襟元のバランスや帯の位置などを手際よく整え、6分間で仕上げた。
痛みを乗り越えての栄冠に「あきらめずに取り組んで良かった。着物は、洋服にはない色の組み合わせを楽しめるのが魅力。さまざまな場所に着ていきたい」と笑顔で話した。
世界大会の外国人部門では、北島町鯛浜のALTピーター・リアンさん(30)=カナダ出身=も3位に入賞した。
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