「緑のカーテン」用としてよく売れているゴーヤーの苗=徳島市のホームキーパーデコール沖浜店

 植物の葉で強い日差しを和らげる「緑のカーテン」。夏本番に向けて苗を植える時季を迎えており、徳島県内の生花店やホームセンターでは多くの苗が売れている。定番のゴーヤー以外の苗を植える人も増えており、手軽に楽しめるグッズの売れ行きも上々。節電への関心が高まっていることもあり、今年の夏もあちらこちらにお目見えしそうだ。
 
 生花販売のフラワーマーケット花由(徳島市東沖洲2)では、ゴーヤーやヘチマだけでなく、育てやすい沖縄原産の琉球アサガオ、黄や赤の鮮やかな花が咲くマンデビラなど、約10品種のつる性植物をそろえた。甘酸っぱい果実が楽しめるパッションフルーツもよく売れている。
 
 同店によると、6月上旬までに植えれば最も暑い7月下旬から8月に間に合うという。米津隆太郎主任(39)は「10、11月ごろまで日差しを和らげることができる」と話す。
 
 ホームキーパーデコール沖浜店(同市沖浜東3)ではゴーヤーの苗が根強い人気で、4月中旬から売り上げを伸ばしている。ネットやプランターなど、苗植えや手入れに必要なグッズも多く取りそろえている。あらかじめ支柱にネットが取り付けられた商品はお年寄りがよく買い求める。
 
 徳島文理大の川村恭平准教授(建築環境学)が2009年に同市のアスティとくしまで行った実証実験では、緑のカーテンのあるガラス窓とないガラス窓の表面温度は最大9・6度、平均4・4度の差があった。川村准教授は「冷房費用の節約につながるため、公共施設や家庭で取り組む人が増えるだろう」と話している。