夏でも快適に過ごせるスーツなどが並ぶクールビズコーナー=徳島市沖浜3の「洋服の青山徳島沖浜店」

 徳島県内の衣料店や百貨店などで「クールビズ商戦」が本格化している。今年は就職活動の開始時期が遅く、採用選考が8月から始まるため、来店客には大学生の姿が目立つ。各店は就活生をターゲットに、夏でも快適に過ごせるスーツやシャツなどの商品をPRしている。

 経団連が来春卒業予定の学生から、採用選考の解禁時期を大学4年の4月から8月に繰り下げる指針を示したため、企業の採用面接やグループ討論が夏場に集中することになった。その結果、クールビズ商品の購入層も、従来のサラリーマンだけでなく学生が増えてきている。

 洋服の青山徳島沖浜店(徳島市沖浜3)では3~5月にかけ、大学生の購入者が前年同期比で約20%増えた。

 同店は「最強の就活スーツ」と銘打ち、特殊加工で衣服内の温度を低下させたり、水洗いができたりするスーツを販売。伸縮性があり、夏でも着やすいとあって就活生から人気だという。

 3月以降、はるやま徳島応神店(同市応神町西貞方)には、昨年と比べて2倍以上の大学生が詰め掛けている。就活用にスーツを購入する客のため、同店では就活マナーや正しい着こなし方などを伝授する「就活アドバイザー」というスタッフを3人配置した。

 戸倉亮店長は「面接官の印象が良くなる方法を聞かれることがよくある」と話す。

 そごう徳島店(同市寺島本町西1)は4月下旬から、「クールライフ」と題して半袖や通気性の良いシャツを並べたコーナーを設置した。学生からは、ノーネクタイでも過ごしやすい襟の裏にスナップボタンが付いたシャツが好まれているという。