ピンクの花が見頃を迎えているサツキ=つるぎ町貞光木屋の東福寺

ピンクの花が見頃を迎えているサツキ=つるぎ町貞光木屋の東福寺

 つるぎ町貞光木屋の東福寺の中庭で、樹齢250年以上とされるサツキの古木2本が濃いピンクの花を咲かせており、参拝者の目を楽しませている。例年より1週間ほど早く咲き始めており、見頃は7日ごろまで。
 
 サツキは高さ3メートルで5メートル四方に枝を伸ばしている。直径5、6センチの花が無数に咲き、日差しの角度によっては国の登録有形文化財に指定されている本堂を花影で赤く染める。
 
 寺が建てられた1833(天保4)年に別の場所から移植されたとされ、歴代の住職が手入れを続けている。沖田憲信住職(44)は「昨年12月の豪雪にも負けずに花が咲いてよかった。本堂からじっくりと見てほしい」と話している。
 
 メモ つるぎ町役場から国道438号を剣山方面に約6キロ。長瀬地区の三差路を右折し、貞光川を渡って約300メートル進む。