徳島市でマッサージ店を営む坂東和範さん(46)が、施術を学ぶため長期滞在したタイで食堂店主から教わった本場の味を広めようと、店長の山田ちづるさん(47)らと4月にオープンさせた。

 

新町川沿いに4月にオープンしたばかりのタイ料理店iris Kafé

 

 タイから輸入した唐辛子などの調味料に加え、タイ料理に欠かせない香草のホーリーバジルやパクチーは坂東さんの親族の畑で特別に栽培したものなどを使い、現地の庶民が食べている味をできる限り再現している。

 

スパイシーな豚ひき肉のバジル炒めを載せたガパオライス。タイの唐辛子が添えられており、好みで「激辛」にもできる

 

 スパイシーな豚ひき肉のバジル炒めを載せたガパオライス(750円)やタイ風チキンライス・カオマンガイ(750円)は、午前11時~午後2時半のランチタイムから味わえる人気メニュー。ランチに200円追加すればこだわりの浅いりコーヒーなどを味わえる。

 

青パパイアのサラダ・ソムタム。酸味と辛味、魚醤のこくが一体となった複雑な味わいで、タイでは最もポピュラーな料理の一つだという

 

 午後6時からはより多彩なメニューを楽しめる。エビのスープ・トムヤムクン(980円)は、有頭エビを使って辛さと酸味の中にエビみそのこくを利かせた一品。青パパイアのサラダ・ソムタム(830円)は、これを目当てに訪れる人もいる通好みの一皿だ。

 

近年人気が高まっている浅いりコーヒーにもこだわっている

 

 ほとんどのメニューは好みに応じて辛さの調整ができ、タイ風焼きそばパッタイ(750円)など辛くないメニューもある。タイのシンハービール(680円)や日本酒・篠峯(400円~)といったスパイシーな料理に合う酒類も豊富に取りそろえている(価格はすべて消費税込み)。

 

 営業時間  午前11時~午後2時半(ラストオーダー2時)、午後6~10時(ラストオーダー9時15分)
 定休日  火曜
 駐車場  なし
 問い合わせ  〈電088(678)6009〉