徳島県は28日の県議会文教厚生委員会で、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種後、心筋炎や心膜炎の症状が現れたケースが県内で3人報告されたと明らかにした。このうち2人は10代と20代の男性。モデルナ製ワクチンは若い男性を中心にまれに心筋炎などの症状が出ることがあるとして、厚生労働省が注意を促していた。

 県によると、男性2人に症状が出たのはいずれも2回目の接種後で、入院治療を受けて回復した。もう1人は40代女性で、入院はしていない。

 モデルナ製ワクチンは県内で、県がアスティとくしま(徳島市)で実施する大規模集団接種と、大学や企業が行う「職域接種」で使用している。

 県のまとめでは、モデルナ製の2回目の接種を控える10、20代の男性は約1200人(18日時点)。県は、このうち大規模集団接種の対象者668人にメールなどで心筋炎のリスクについて説明した。厚労省は10、20代の男性に限り2回目を米ファイザー製に切り替える「交差接種」を認めており、55人が希望しているという。県は職域接種を進める企業や大学にも注意喚起する。

 県ワクチン・入院調整課は「10、20代の男性は、できればファイザー製を使用している市町村主体の接種を受けてほしい」と呼び掛けている。