旧暦の端午の節句を祝う催しが7日、佐那河内村役場駐車場であった。昔懐かしい遊びの体験コーナーのほか、昭和20年代ごろまで水田のかんがいに使われていた「足踏み水車」が登場。大勢の家族連れが訪れた。
足踏み水車は近くの水路に設置され、子どもたちは住民の手ほどきを受けながら水のくみ上げに挑戦した。羽根車の上で階段を上るように足を動かすと水車が回転。勢いよく水が流れると、大きな歓声が上がった。
会場にはこいのぼりがはためき、親子が竹馬やべいごまなどを楽しんだ。
水車に乗った佐那河内小6年彦上翔君(11)は「踏むのに力が要ったけど面白かった」と話していた。
催しは同村中辺地区の女性でつくる中辺カトレア会が2008年から毎年開いている。