客の要望を聞いて書道作品を作る四国大文学部書道文化学科の学生(左)=徳島市東新町1

 四国大は、学生が日替わりで飲食店などを出店する「チャレンジショップ」を、徳島市の東新町商店街で今月末まで開いている。商店街のにぎわいづくりと、出店企画や収支計算などの体験を通じてビジネス感覚を養うのが狙い。
 
 文学部や生活科学部などの1~4年46人が5チームに分かれて取り組んでいる。昼のみ営業している飲食店を間借りし、原則として決まった曜日の午後6~10時に営業している。月曜は定休。

 生活科学部管理栄養士養成課程3年(9人)のチームは、手作りギョーザを土曜に販売。「キムチ入り」や「餅チーズ入り」などメンバーが開発した5種類のギョーザ(各6個入り税込み300円)に加え、枝豆(200円)、ビール(400円)などを提供している。

 リーダーの斎村真由さん(20)は「試作を重ねたギョーザは売り上げが見込める自信作。味も良く、栄養面も優れているので、ぜひ食べてほしい」と呼び掛けている。

 火曜に出店する文学部書道文化学科チームは、うちわや半紙に書や水彩画を描いた作品を販売。好きな言葉やイメージを聞いて書くオーダーメード作品も人気があるという。

 他に、生活科学部管理栄養士養成課程1年による軽食(日曜)、経営情報学部2年によるオムライス専門店(水曜)、混合チームによるカフェ(木曜)がある。
 チャレンジショップは、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の一環で実施した。