徳島県は、首都圏の移住希望者や大学生に県内過疎地での就労体験などへの参加を呼び掛ける「『とくしま回帰』インターンマッチングフェア」を13日、東京・有楽町のふるさと回帰支援センターで開く。梅酒の製造・販売や産直市運営などに取り組む7団体が事業内容をアピールし、移住に結び付けたい考えだ。国の創生交付金を使った移住・交流に関する第1弾の事業。
「フェア」には▽いっきゅう茶屋管理運営協議会(上勝町)▽ソシオデザイン(同)▽アンド・モア(美波町)▽アワグラス(吉野川市)▽ライフアップグレイド(三好市)▽きさわ杉の娘楽校(那賀町)▽阿波農村舞台の会(同町、徳島市)が参加。それぞれの取り組みを紹介し、短期研修などへの参加を促す。個別の相談コーナーも設ける。午後1時半から6時までで参加無料。
県の移住政策はこれまで、県庁や東京本部などの相談窓口を訪れる移住希望者を市町村に紹介したり、年に数回のイベントで県の魅力をPRしたりすることにとどまっていた。県は地域の団体と移住希望者を橋渡しするフェアを通じ、移住者増に期待を寄せている。
各市町村の移住交流窓口などを通じて県が把握した移住者数(県内間の移住を含む)は、集計を始めた2009年度の93人から12年度114人、13年度107人、14年度93人となっている。ただ、神山、上勝、那賀などの町に偏り、自治体間の差が浮き彫りになっている。
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