三好市役所近くの山ののり面に9日、国の特別天然記念物のニホンカモシカが現れた。県教委教育文化政策課によると、市街地周辺で見つかるのは非常に珍しく、餌を求めて標高の低い場所に現れたとみられる。
現れたのは、同市池田町シンマチの国立印刷局四国みつまた調達所の裏山。午前10時ごろ、石本治夫所長(55)が体長1・5メートルほどの成獣を見つけた。カモシカは付近を汽車が行き来しても驚いた様子は見せず、草木をはんだり横になったりしていた。
石本所長は「冬場にサルの集団を見掛けたことはあったが、まさかニホンカモシカがいるなんて」と不思議がっていた。
同課によると、2015年度の目撃情報は5例目。県内では毎年十数件の目撃報告が寄せられている。
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