戦後70年をテーマにした映画ポスター・資料展を開く篠原さん(左)ら=徳島新聞社

 会員制で運営する「徳島でみれない映画をみる会」が12~14日、戦後70年をテーマにした映画ポスター・資料展を徳島市のヨンデンプラザ徳島で開く。同会顧問の篠原和男さん(82)=阿南市中林町吉ケ内=が所蔵する膨大なコレクションから約250点を展示。時代を反映した映画の資料を通じて戦後の歩みを振り返る。
 
 徳島市内には戦前、映画館が6館あったが、1945年7月の徳島大空襲で焼失するなどして全てなくなった。展示資料の中には、戦後にできた「第一劇場」(同年12月)や「徳島東宝劇場」「平和劇場」「信富座」(いずれも46年4月)といった主要映画館の開館を伝える新聞広告がある。
 
 紙不足の時期を経て48年ごろに各館が復活させた映画プログラムや、「映画手帖」「映画春秋」など戦後に発刊された映画雑誌の創刊号も紹介する。
 
 映画ポスターでは、「サウンド・オブ・ミュージック」(65年)「ゴッドファーザー」(72年)など時代を彩るヒット作品や、結成28年の「みる会」がこれまで上映してきた主な作品を並べる。
 
 このほか、篠原さんが保管してきた45年8月の徳島新聞の紙面も出展し、終戦前後の徳島の様子を伝える。
 
 篠原さんは「戦後、映画は人々の暮らしと密接な関係にあった。ポスターや資料を眺め、その時代に思いをはせてほしい」と呼び掛けている。入場無料。