徳島県教委は7月から、名西高校を文化や芸術分野で県内の高校をけん引する「リーディングハイスクール」に指定する。芸術系大学の教員やプロの芸術家を招いた技術指導を定期的に行うほか、音楽棟も改修する。

 同校には西日本で唯一、独立した芸術科があり、音楽、美術、書道の3分野が設置されている。指定に伴って芸術科の授業を充実させるとともに、来年度からは同科の入学定員(現在1学年40人)を増やし、県外からも入学生を受け入れる予定。

 7月の県教委定例会で正式に指定する。

 リーディングハイスクールは全国で通用する高い技能を備え、グローバルな視野を持った人材を育てるために指定する。学力の城ノ内高、スポーツの鳴門渦潮高に次いで3校目となる。

 県教委教育文化政策課の加藤弘道課長は「全国大会やコンクールでの実績を高め、文化芸術をけん引する高校にしたい」と話している。