徳島市の阿波踊り(8月12~15日)が2カ月後に迫り、有名連の稽古が熱を帯びてきた。市内のあちらこちらで鉦や太鼓、笛の音が鳴り響き、踊り子たちは真剣な表情で技に磨きを掛けている。
徳島市の藍場浜公園では藝茶楽の80人余りが週に3回、午後7時から約2時間の練習に汗を流す。福田一夫連長(45)の指導の下、踊り子は手さばきや足運びを一つ一つ確認しながら、本番さながらの迫力ある踊りを見せていた。
男踊りのリーダー、山田晃平さん(24)=小松島市江田町敷地前、会社員=は「本番でお客さんに踊りの楽しさが伝わるよう、しっかりと練習に励みたい」と話した。
他の有名連も今月に入って練習を本格化させており、7月に入ると連日のように稽古をして本番に臨む。