ツキノワグマに壊されたとみられるハチミツの巣箱=10日、那賀町木頭北川(県提供)

 那賀町木頭北川の高の瀬峡で10日、地元猟友会の男性会員がツキノワグマに壊されたとみられるミツバチの巣箱を見つけ、県に届け出た。近くの剣山スーパー林道上では足跡も確認されており、県はホームページなどで注意を呼び掛けている。

 県生活安全課は、提供された巣箱と足跡の写真の鑑定をNPO法人四国自然史科学研究センター(高知県須崎市)に依頼。センターが11日、足形や巣箱の状況などから「ツキノワグマの可能性が極めて高い」と判断した。クマの体長などは分かっていない。

 現場は高の瀬峡にあるレストハウス「平の里」からスーパー林道を剣山方面へ約400メートル進んだ付近。足跡は林道上で見つかり、巣箱は近くの山中に放置されていた。ツキノワグマの目撃や人的被害の情報はない。

 剣山山系でのツキノワグマの生息数は十数頭から数十頭とみられ、県版レッドリストで「絶滅危惧ⅠA類」に指定されている。