子どもたちとミニゲームを楽しむ塩谷選手(右)=徳島市東沖洲のシーサイドフットサル

 サッカー元日本代表で、UAEのアルアインで活躍するDF塩谷司選手(29)=徳島県小松島市出身=が17日、故郷・徳島でサッカーフェスタに参加し、小学生40人と交流した。

 塩谷選手は、ドリブルやターン、パスの蹴り方などの手本を見せ、子どもたちの練習を見ながらアドバイスを送った。ミニゲームでは子どもたちに混ざってプレー。リフティングやドリブルでボールを運ぶ華麗な足技を披露したり、オーバーヘッドシュートや強烈なキックを見せたりして会場を沸かせた。塩谷選手の出身チーム・大松サッカー少年団の西野暖生(はるき)君(11)=大松小5年=は「顔を上げながらドリブルすることをアドバイスしてもらい、コツがつかめた。塩谷選手のように攻撃もできる選手になりたい」と話した。


 県内のサッカーファンらでつくる「徳島出身Jリーガー後援会」が開いた。塩谷選手は例年、正月に同後援会が開くサッカーフェスタに参加していたが、UAEリーグがシーズン中だったため今年は不参加。それでも「徳島の子どもたちとふれ合いたい」と申し出て、シーズンオフのこの時期に特別に開催した。フェスタには思い入れが強く、「徳島からもっと多くのJリーガーが出るように、自分にできることがあれば」と語った。

 塩谷選手は昨夏、J1広島からUAEの強豪アルアインに移籍。左サイドバックに定着すると、国内リーグとカップ戦のタイトル獲得に貢献した。連覇を目指す新シーズンは、開催国王者として出場する12月のクラブワールドカップ=レアル・マドリード(スペイン)などが出場=も控えている。フェスタで子どもたちと交流し「元気をもらって新しいシーズンもやってやるぞという気持ちになった」と刺激になった様子だった。


 塩谷選手の帰国に合わせるようにJ1広島時代にチームメートだったピーター・ウタカ選手(34)が徳島ヴォルティスに加入。「フレンドリーで、サッカーに対してはすごく真面目。能力が高くて、彼に頼ることもあった」とウタカ選手と共に戦った当時を振り返った上で、「地元の徳島のため、ヴォルティスのために頑張ってほしい。絶対徳島の力になってくれると思う」と期待した。